GCUへ移動
NICUに入院して 87日目ついにGCUへ移動となった。
担当看護師さんとのお別れ
GCUへ移動となると担当の看護師さんとお別れになるようでこれまでいつも良くしてくれた看護師さんとお別れになるのは少し寂しい気持ちになった。
すーちゃんの酸素チューブを止めるために顔に貼るテープにはいつも可愛らしい絵が描かれていたり、いつも「すーちゃんは可愛いですね。」と声をかけてくれたり、妻もとても信頼していた。だからGCUに移動となることは嬉しい反面、新しい環境となって担当の看護師さんが変わることはとても不安であった。
すーちゃんの状態が正確に伝わるのかなとか、新しい看護師さんもすーちゃんを同じように可愛がってくれるのかな、妻が相談しやすい人なのかなとか、そういったことを考えていた。(それはもちろん杞憂に終わる)
GCUの環境
GCUの環境はNICUに比べてあかちゃんの数も多くて、看護師さんが忙しく対応している。看護師さんは母乳を解凍し、哺乳瓶にミルクを作り、面会に来られない時間帯は全員のあかちゃんに与える。オムツを替え、浣腸をし、血圧、脈拍、酸素状態、体重、飲んだ母乳量の記録を書き、呼吸状態の悪いあかちゃんには気を配っている。
面会可能な時間帯で直接授乳するあかちゃんには母乳を解凍しないようにしてくれている。そして、オムツ替えや母乳を与えることなど出来るだけ面会した両親がやるようにしてくれている。
すーちゃんの状態
GCUは退院間近のあかちゃんも多く、NICUから移ってきたばかりだと他のあかちゃんに比べてすーちゃんはずいぶん小さく感じる。
鳴き声も小さいため、他のあかちゃんの鳴き声でかき消されてしまう。
酸素チューブをつけているのだが、呼吸状態が不安定でSpO2酸素モニターが下がってしまう。母乳を飲んだ後は疲れてしまうので特に酸素モニターの警告音が鳴っていた。
直接母乳の練習が始まった。始めはうまく飲めないから、飲めなかった時は哺乳瓶で飲ませるが疲れて飲めなそうな時はチューブから飲ませていた。
お薬は粉を溶かして少し泥状のためうまく飲めないためかお薬の味が美味しくないために飲まないのかチューブで飲むのは継続していた。
妻の状況
GCUに移ってから直接母乳の練習が始まったことが、すーちゃんに直接おっぱいを吸ってもらえることが嬉しくて仕方なかったようだ。
これまで搾乳機で絞ってきて、母乳を絶やさないようにしてきて良かったと興奮気味に話していた。
そうはいっても、始めはなかなか上手く吸うことができない。さらに哺乳瓶で母乳を飲むよりも、随分体力を消費してしまうようで体力のないすーちゃんは長い時間吸うことができない。
そして、母乳を与える時間がすーちゃんの起きているタイミングと合致しなければ眠くて仕方なく、母乳を飲ますより寝させてくれーといった感じになる。直接母乳が上手く飲めるようになるために妻とすーちゃんの直接母乳を飲むための特訓が始まった。